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[ BLシルバーコートRT ] : シルバーコート施工におけるスプレーガンの設定方法

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BLシルバーコートRTにて… ド・メッキ!! とする事、可能です!!

昨日アップをさせて頂きましたブログにてのご案内の通り、本日より、私がほぼ一年の時間を費やして会得を致しました、BLシルバーコートRTが本来有する実力を遺憾なく発揮する事の出来る施工方法の数々を具体的にご案内させて頂きます。その第一回目となります本日は、まず何よりもシルバー主剤の施工方法から始めたいと思います。結論から申し上げますが… BLシルバーコートRTにて施工面をド・メッキ! とする事、、、全く可能です!!

ヒントとなったのは、スポイトの先端…

昨年の11月の初めの頃だっと思います。その日も良い施工結果を出す事が出来ず、やや諦めムードの中で塗装場を片付けておりました。すると、その時、以下の写真にございますスポイトの先端が目に留まりました。いつもシルバーの主剤を吸い上げる時に使用しているスポイトなのですが、その先端が艶やかなメッキ状態となっており、さらに目を近づけて良く良く見ますれば、メッキどころかド・メッキ!! となっておりました。

『これは一体、どう言う事なのか???』。。。私、しばし考えました。要はスポイトの先端はシルバー主剤を吸い上げる為、シルバー主剤のボトルの中に浸っている時間があり、それが数回重なった後、自然乾燥にてこうしたメッキの状態となった訳でありまして、それ以外の理由は考えられません。

そこで閃きました!! 施工面を、いわゆる “ドブ漬け” 状態にする事が出来たら、このスポイトの先端と同じフニッシュを迎える事が出来るのでは無いかと。。。


以下の写真は上記の仮説を確認する為、ハーレーのあるパーツの先端部分をシルバー主剤の中に漬けた時の写真です。自然乾燥後、予想の通りそこは艶やかな金属調の面となっておりました。

シルバー主剤 : スプレーガンの基準設定方法

施工面にシルバーの溶液を載せる為には、当然の事ながらスプレーガンを使用しなければなりません。つまりはスプレーガンの各調整ツマミのコンビネーションを上手くセッティングする事が出来れば、もしかしたら、スプレーガンを使用しつつも、結果施工面をドブ漬け状態 → 鏡面のシルバーの面にする事が出来るのでは無いか??? と、そう考えた次第です。

そして以下にお伝えをさせて頂くセッティングに落ち着いたのは今年の二月の初めの頃でありました。ここに来るまで、多くの時間とシルバー主剤を費やして来た訳でありますが、それでも私が立てた仮説が正しかった事を証明する事が出来まして、その時は塗装場の中で一人小躍りをしてしまった程、本当に嬉しく思いました。とにもかくにも、このセッティングであれば、100発100中の成功率。どなたでも施工面をド・メッキ!! とする事が可能です!!

シルバー主剤施工時 : スプレーガンの基準設定方法

スプレーガンの設定
パターン : 全開
吐出量 : 1-1/4回転戻し
エアー圧 : 0.2Mpa
ガン距離 : 15〜20cm

シルバー主剤の希釈率
シルバー主剤 : 専用シンナー = 1 : 1

【 テスト施工に使用したスプレーガン 】
・メーカー : DeVILBISS / 型式 JGX-502-143FX-G
・ノズル口径 : 1.1mm

上記 : DeVILBISS製のスプレーガン (JGX-502-143FX-G) が、シルバー主剤施工時の推奨のスプレーガンと言う訳ではありません。このスプレーガンはオーダーの際に小さなノズルの口径を選ぶ事が出来た事と、且つパターンの幅が広かったのでシルバー主剤の施工用に最適だと思い調達を致しました。ノズル口径1.4mmのスプレーガンでシルバーの主剤を施工した事もありますが、問題なく施工を終える事が出来ました。ただ、ノズルの口径が小さいスプレーガンで施工をした方が、仕上がりのキメの細かさやシルバーの発色具合等々、総じて良い結果を得る事が出来るかと思います。

注意点

上記セッティングとさせて頂いた時の施工条件ですが、施工対象物は直径25cmのお皿。また多くの方にBLシルバーコートRTをお役立て頂きたく為にも、スプレーガンの同一の基準となる設定が必要であると思い、あえてパターンの設定を全開とさせて頂いております。まずは、このセッティングでシルバー主剤の施工をお試しを頂きたく思います。もちろん施工対象物の大きさや形、また材質等々によりスプレーガンの設定は様々になる事かと思いますが、何よりもスーパー・シルバークローム仕様とはどの様な仕上がり具合であるかをご確認頂きたく思います。

またこのセッティングでの注意点でありますが、動かすスプレーガンのスピードが重要となって参ります。BLシルバーコートRTのシルバー主剤は非常に粘度の低い水の様な液体でありますので、溶液を載せ過ぎると溶液中のシンナーや各成分が揮発をする際、タイムラグによるムラや滲み、また曇りの原因となります。ガンのスピードに関しましては、実際にご施工を頂きおまして最も即した動かし方をご確認下さい。

さらに重要な点と致しまして、シルバー主剤の施工が完了を致しましたら、間髪を入れずに直ぐに施工面をエアーブローして頂き溶液中のシンナーや各成分を一気に揮発させて下さい。

施工動画をご用意させて頂きました

上記スプレーガンの設定によります施工動画です。ガンを動かすスピード、並びにエアーブローのタイミング等、是非ご参考にされて下さい!!

動画を撮影致しましたのは、今年の2月の中旬。ご覧の通り屋外にて撮影を行なっています。気温は3〜5℃位であったでしょうか。それでもご覧の通り、かなり短い時間にてシルバー主剤のシンナーや溶剤の成分を揮発させる事が出来ています。BLシルバーコートRTの場合、この作業を一瞬の内に行う事が出来れば、より安定したより良き施工結果を得る事が可能です。塗装条件の中に、是非塗装場所の温度管理も加えて頂く事をオススメさせて頂きます。

BLシルバーコートRT : 施工方法の講習に関しまして

BLシルバーコートRTの施工方法のご指導に関しましては、各社様 / 各個人様個別にてご対応をさせて頂きます。以前、講習会なるモノを数回開催させて頂いた事がございますが、ご参加を頂きます皆様でそれぞれでご希望をされる内容や求められる施工結果が異なるケースが多々ございましたもので、以降は個別にご案内をさせて頂きたく思います。皆様のご要望に関しましてはフレキシブルにご対応をさせて頂く所存ですので、講習をご希望の方はどうかお気軽に弊社までご連絡下さい!!

[ 講習場所 ] : 弊社にて / 駐車場のご用意ございます。
[ 講習ご費用 ] : ¥30,000 (税別) / ご参加の人数に制限はありません。
実際に使用致します塗料代、また事前の準備等がございますので、大変に恐縮なのですが講習は有料とさせて頂きます。
[ 問い合わせ先 ] : BAD LAND / 有限会社 プレゼンス
〒212-0055 神奈川県川崎市幸区南加瀬4-18-1
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