BL HY COATER

最先端の特殊ハイブリット塗料

BL Exhaust Coat : 施工方法

BL Exhaust Coat : 施工方法のご案内

ゾルゲル反応を利用して生成されたメチルシロキサン系セラミック塗料をベースに、改良に継ぐ改良を加え、これまでの化学技術では実現不可能であった300℃~以上の高温に晒される各種金属であっても、恒久的且つ持続的に、光沢と艶を損なう事の無い特殊ハイブリット・コート剤の開発に遂に成功致しました。オートバイや車を問わず、世界中のカスタムフリークが待ちに待った、グロス感に溢れ深い艶感を有するカスタム・エキゾーストの実現が遂に可能となりました!!

BL Exhaust Coatの特徴

耐熱下塗りカラー ( 黒 / 白 / 赤 ) と耐熱上塗りクリアー ( クリアー / パール入りクリアー ) の2層からなり、それぞれ対象物に塗布後、180~190℃の温度にて焼き付け加工を行なう事により完全硬化致します。

◯ 耐熱性・耐熱変色性に優れる / 300℃以上 … 従来型耐熱クリアーの継続耐熱温度は250℃まで。
◯ 各種金属に対する密着性が良好。
◯ 高硬度 (8~9H)を有し耐摩耗性 / 変形追従性に優れる。
◯ 撥水撥油性を有し、優れた離型性能を有する。

BL Exhaust Coatの標準膜厚

◯ 下塗りカラー厚さ : 20~30μm (マイクロメートル) = 0.02~0.03ミリメートル
◯ 上塗りクリアー厚さ : 5~10μm (マイクロメートル) = 0.005~0.01ミリメートル

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BL Exhaust Coat の施工に関しまして

BL Exhaust Coat の施工に関しては、スプレーガンによる塗布と専用の乾燥機による焼き付け加工が必要となりますので、実際の施工に関しましては専門の施工業者にご依頼下さい。また弊社にても施工に必要となる設備一式のご用意がございますので、BL Exhaust Coatの施工をご希望のお客様は、お気軽にお問い合わせ下さい。

BL Exhaust Coat 施工方法

スプレーガンの推奨設定

BL Exhaust Coat( カラー / クリアー共に共通 )を施工の際の、スプレーガン推奨設定を以下の通りご案内致します。
◯ ガン径 : 1.3ミリ
◯ 吐出量 : 1.5回転から2回転以内
◯ 吐出パターン : 1.5回転から2回転以内
◯ ガン距離 : 10cm から 20cm / 塗装ブースの環境、また対象物により異なる。

施工前下地処理

◯ 足付番手はサンドブラスト80番、又はWアクション80番〜120番にて。
◯ 施工基材面への、ゴミ・異物、錆等は徹底除去して下さい。
◯ サフェーサーは不要です。
◯ 施工前、シリコンオフにて施工基材を完全脱脂をして下さい。

耐熱下地カラー ( 黒 / 白 / 赤 ): 塗装方法

原液のまま施行可能 / 最大3回まで重ね塗りが可能です。
◯ 1回目 : 捨て吹き … やや色決め / 薄塗りにて / 厚塗りは不可。
◯ 2回目 : 5分から10分経過後、2回目の施工 … 色決め / 薄塗りにて / 厚塗りは不可。 
◯ 3回目 : 5分から10分経過後、3回目の施工 … 最終色決め / 薄塗りにて / 厚塗りは不可。 

耐熱下地カラー ( 黒 / 白 / 赤 ): 乾燥時間

1)予め焼き付け用の釜を80℃~90℃の状態に保持する。
2)施行対象物への基材温度を190℃~200℃に保持し30分間焼き付ける。

耐熱クリアー ( クリアー / ラメ入りクリアー ): 塗装方法

最大2回まで重ね塗りが可能です。
◯ 1回目 : 薄塗りにて / 厚塗りは不可。
◯ 2回目 : 5分から10分経過後、2回目の施工 … 色決め / 薄塗りにて / 厚塗りは不可。

耐熱クリアー ( クリアー / ラメ入りクリアー ): 乾燥時間

1)予め焼き付け用の釜を80℃~90℃の状態に保持する。
2)施行対象物への基材温度を190℃~200℃に保持し30分間焼き付ける。

その他、注意点など

1)耐熱下地カラー及びクリアー共に厚塗りは剥がれや割れの原因となります。特に、湾曲部分には注意して施工して下さい。
2)BL Exhaust Coatは非常に薄膜の為、施工面にゴミ・異物等が混入したままで焼き付けを完了させると、その異物を介し塗装面にクラック、または剥がれが生じる場合がありますので、下地処理及び脱脂作業は入念に行なって下さい。
3)耐熱下地カラーは指触乾燥状態にて、ソフトタッチによる異物やゴミ取りは可能です。
4)より艶を出す為、耐熱下地カラー及びクリアー共に、乾燥後常温になれば磨きの作業が可能です。基本的に薄膜なので磨き過ぎには注意して下さい。

BL Exhaust Coat : 塗膜性能試験に関するデータ

1)耐熱性テスト : 300℃にて100時間加熱実施 / 変色・剥離・クラック無し : 光沢保持率95%以上 。
2)耐油性テスト
■ 20℃のガソリンをスポット塗布にて3時間浸漬実施後、目視にて確認 : 塗膜状態異常なし 。
■ 20℃の白灯油に48時間浸漬実施後、目視にて確認 : 塗膜状態異常なし 。
■ 20℃のエンジンオイルをスポット塗布にて3時間浸漬実施後、目視にて確認 : 塗膜状態異常なし 。
3)耐水性テスト : 沸騰水24時間浸漬実施後、目視にて確認 : 塗膜状態異常なし 。
4)耐汚染性テスト : マジック(黒、赤、青)にて汚染後、乾布にて拭き取り : 塗膜状態異常なし 。
5)燃焼性テスト : ガスバーナー直火20秒 : 不燃。
6)硬度 : 8~9H
※ 上記試験、上塗り耐熱コートにて実施。
※ 素材 : SUS304 / 膜圧3~5μm / 硬化条件 180℃ × 30分 の条件下にて実施。
※ 上記数値は参考値であり、規格値ではありません。

BL Exhaust Coat

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